口腔癌治療

エビデンスに基づいて手術可能な場合は切除手術が中心となります。
術後補助的に放射線療法、薬物療法(抗癌剤薬、免疫チェックポイント阻害薬など)を使用します。

切除不能、遠隔転移がある場合には、放射線(+薬物療法)あるいは薬物療法を行います。
広範囲切除例に対しては、口腔機能の温存、審美性の保持に配慮し、形成外科と連携して再建手術を行っています。
また、顎顔面欠損が生じた場合は、顎義歯やエピテーゼを用いた機能的、審美的修復を行っています。

光免疫療法であるアルミノックス治療も症例により行います。

顎変形症治療

顎変形症(上顎前突症、下顎前突症、上顎後退症、下顎後退症、顔面非対称など)の症例に対し、骨格的な問題がある場合には、歯科矯正専門医による矯正治療と顎変形症手術を行っています。
外科手術が必要な場合は、下顎枝矢状分割術、下顎枝垂直骨切り術、上顎骨骨切り術などを行います。術前および術後の矯正治療とともに治療が必要になります。

顎顔面インプラント治療

インプラント(自費治療)はCT、歯列模型から専用シュミレーションソフトを用いて、インプラント埋入位置を決定します。
それに基づきサージカルガイドを作成し、手術を行うため、安全で高精度な埋入手術が行えます。

インプラント埋入に際して十分な骨量が得られない症例に対しては、条件が良ければ骨移植を行っています。
また、癌の手術などにより顎骨の欠損が生じた症例については、口腔機能、審美性の回復を行うため、骨を移植して顎骨を再建した後、インプラントを植立しています。

顎関節症

消炎鎮痛薬や筋弛緩薬による薬物療法、スプリントによる保存療法、マイオモニター、開口訓練などで治療します。
重症化した症例には関節腔内洗浄や稀に外科的手術を行っています。

埋伏智歯(親知らず)

埋伏している智歯は感染を起こすため抜歯が必要になります。歯肉、骨の中に水平になった状態で埋伏している場合もあり、歯肉切開、骨削、歯冠分割、歯根分割、歯肉の縫合などの外科手術が必要になります。
適応があれば、入院、全身麻酔で一度に4本抜歯することあります。

口腔粘膜疾患

口腔カンジダ症、白板症、紅板症、口腔扁平苔癬、ウイルス性疾患(ヘルペス性歯肉口内炎、帯状疱疹、手足口病など)や口腔乾燥症などの検査、治療を行っています。

口唇口蓋裂

口唇口蓋裂に対し、出生後すぐに哺乳床の作成を行っています。成長に伴い、外科的治療(口唇形成術、口蓋形成術、学裂腸骨移植、顎変形症手術など)、言語療法および歯科矯正治療などの一貫治療が必要です。先天異常によって生じた審美障害や構音、咀嚼などの機能を獲得する治療を行っています。

顎顔面外傷

交通事故、転倒などによる顎顔面の骨折(上顎骨骨折、下顎骨骨折、歯槽骨骨折など)や歯牙破折、歯牙脱臼に対し咬合、咀嚼機能および審美性の回復のための治療や手術を行っています。

睡眠時無呼吸障害

内科、耳鼻咽喉科からの依頼に基づいてマウスピースの製作・装着・管理を行っています。マウスピース装着により下顎を前方へ移動させますので上気道を拡大し、上気道の閉塞による無呼吸の発生を減少させることができます。

周術期口腔管理(周術期口腔ケア)

手術を受ける患者さんに対し、周術期(術前・術中・術後)の、肺炎の予防や、手術部位の感染予防を目的として、口腔ケアを行っています。
放射線治療、化学療法を受ける患者さん、骨吸収抑制薬(ビスホスホネート、抗RANKL抗体薬)を使用する患者さんなどの口腔ケアも必要です。

特殊な歯科治療

虫歯や歯周病の治療、義歯の調整などは入院患者さんに応急処置的な歯科治療を行っています。
歯科治療に対する恐怖心が強い方などに対しては、必要に応じて、全身麻酔や静脈内鎮静法を用いてモニター監視下に歯科治療を行っています。

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